2006/05/21

カベガミ

ndpニューデザインパラダイス」を、真面目なのか不真面目なのか勝手にパクってお届けする「ニューデザインパラノイア」。
久しぶりに復活した第3回となる今回のテーマは「壁紙」である。
 
 
 
「壁紙」

と聞いて、パソコンのデスクトップ上の背景画像を連想するあなた。
あなたはきっとパソコン経験がある程度ある人なのでしょう。
 

「壁紙」

それは、初心者パソコンユーザがまず最初にこだわり始めるところ。
お気に入りの映画の壁紙や、好きなアイドルの壁紙など、その人の壁紙を見るだけでセンスがわかるところ。


「壁紙」

「背景画像」ではなく「壁紙」なのは、「wallpaper」と初めに名づけたアメリカ人(?!)のセンスの賜物。
日本人が初めに名づけるようなことになっていたら、「掛け軸」、「垂幕」、「座布団」などになっていたかもしれない。
 
 
そんな「壁紙」
 
 
技術が日々進歩しコンピュータの性能も高性能化していくこの現代。
生活のいたるところにコンピュータは存在し、私たちの生活を豊かにしていく。
家電製品は当たり前、未来は歯ブラシやコップやベッドだってコンピュータが支配する世の中になるかもしれない。

歯を磨きながら体温も同時に測り、その日の健康状態を自動的に把握し健康管理をする歯ブラシ
その健康状態を見ている人に合わせて自動的に映し出す鏡。

眠っている人に合わせて温度を調整するベッド
眠りに入るとき、朝起きるとき、それぞれに丁度良い温度に自動調節して、快適な睡眠を提供する。
 
 
そんな未来には現代の想像を遥かに超えたサイバーな世界になっていることだろう。
そして、「壁紙」はパソコンという枠を飛び出し、備わった機能はそのままに本当の「壁紙」という姿に返る・・・。
 
 
ご覧ください。


作品No.3 : 「カベガミ」

Kabegami1


液晶の技術は紙のような物質に映像を映し出す進化を遂げ、そしてそれはいずれ人々の生活を囲う。
パソコンの画面の背景という枠を飛び出し、部屋の壁紙として人々の生活に新しい遊び心を与える。

沈んだ気持ちになったあなたを一瞬で南国の世界へといざない、晴れやかな気持ちにさせてしまう、カベガミ。
友達以上恋人未満な微妙な二人の距離も、素敵な夜景で一気に縮めてしまう、カベガミ。
部屋に居ながらにして世界を旅行する気分だって味わうことが出来てしまう、カベガミ。

Kabegami2


「カベガミ」

まるで、この未来を予見していたかのようなネーミング。
本当の意味での「壁紙」という姿に戻ったその機能性は、暮らす人間の気持ちを反映するかのように自由に姿を変える。

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2005/01/29

ニューデザインパラノイア ~携帯電話編~

ndp大好きなTV番組「ニューデザインパラダイス」
大好きと言いつつ侮辱するような内容で番組をパクってしまうこのブログカテゴリ。
名付けて「ニューデザインパラノイア」
第2回となる今回のテーマは「携帯電話」である。


似たような折りたたみデザインのものばかりの携帯電話。
最近でこそデザインにこだわったものも出てきているが、まだまだ余計な機能にこだわったものばかりが目立つ。
そんな携帯電話市場をなんとかしたい。
私の頭の中の44分の1はいつも携帯電話のデザインのことばかり考えています。

誰もが少なからず依存症になっていると思われるこの携帯電話。
メールが1通も来なかったりする日は寂しくなったりする。
逆にメールが沢山来ると、携帯でメール書くことの書き難さに苛立つことありませんか?

日本語の入力にはポケベル入力、予測変換などなど入力方式は色々とあるけど、結局は10個の数字キーをどう押すかが前提である。
パソコンと同じようにキーボードがあったら楽だろうが、机がなければ打てないし、そもそも持ち運べない。

そう携帯の入力インターフェースのデザイン自体がもう古いのである。

そこで私は考えました。
新しい入力インターフェースを取り入れた携帯をデザインしようと。

私はキーボードを眺めたり携帯を眺めたりしながら、どうしたら最速の入力インターフェースというものを生み出せるかを考えました。
そして、「最速」というキーワードに注目したとき私はパッとひらめきました。
「計算」という世界で、電卓を越えるとも言われる最強の計算器具が日本にはあるじゃないか・・・。


いよいよ携帯電話にデザインのメスが入ります。


日本には室町時代に伝来したといわれる「そろばん」
それだけ古くからあるものとはいえ、上段者となると計算機で計算を行うよりも早く計算が可能と言われる人類最強の入力インターフェース
それを基に携帯電話をデザインしてみました。

作品No.2 : 「soLo-Bang」(ソロ・バン)。

Solobang


一見は新しい携帯ゲーム機のようでもあるが、従来の0~9までの10個のキー配列というものを完全に一新したこのデザイン。
従来の「押す」ではなく「弾く」という概念を取り入れ、そろばんの数表現を再現した入力インターフェース。

実際のそろばんとは下段の珠の数が一つ違うが、数字の表現は上下段の珠を同時にいくつ弾くかで決まる。
例えば、上段の珠を人差し指で下げながら下段の珠を2つ弾くと「7」といった具合である。
入力方式は「弾き」によるポケベル入力をターゲットとしているが、実はこのボタン普通に「押す」ことも出来る。
下段の5つのボタンをそのまま押すと1~5に対応し、左手で特殊キーを押しながらだと6~0といった具合である。

手を移動させることなく一定の場所で弾く数を変えるだけで多彩な入力表現が可能なこのデザイン。
手の位置が安定することによってさらに入力速度も向上するというものだ。

単独で携帯電話業界に衝撃を与えるこのデザインはまさに"solo bang"・・・。
古くから親しまれるそろばんを、新しい入力インターフェースとして生まれ変わらせる。

これがデザインです。


このブログは、常に新しいデザインを求めつつ「最近の若者は・・・」と良く愚痴をこぼすsumitoの提供でお送りしています。

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2004/12/20

ニューデザインパラノイア ~便器編~

ndp大好きな番組「ニューデザインパラダイス」。
これを観ていつも自分も一緒にデザインしたくなる。
なので、今回から新しくカテゴリを設けて自分もデザインに挑戦することにした。
名付けて「ニューデザインパラノイア」
第1回となる今回のテーマは「便器」である。


便器には和式と洋式と二つある。
しかし、これだけ贅沢な日本において2種類しか選択肢が無いなんておかしい。
優雅なトイレタイムを求めるということは、とても無駄そうなことであるだけに究極の贅沢だ。

そこで私は考えた。

2種類しかないこの便器業界に新しいジャンルを設けてはどうかと。
早速便器の新しいジャンルを生み出そうと取り掛かり始めた私はとても悩んだ。
悩みながらも大好物のラーメンを食べているとパッとひらめきました。

そうだ、中華だ。

世界中で「和」と「洋」と物事を2種類に分ける考え方をするのはきっと日本人だけだと。
アジア最高の国が日本だと想っているのは日本人だけだと。

しかし、人口や歴史の壮大さで言ったら明らかに中国のほうが上だ。
世界中のどこに行っても中国人は暮らしていたりする。
世界中のどこに行っても中華料理屋はあると言われる。

時代は中国だ。

じゃあ中華式便器ってどんなの?
誰でもそう思うだろう。
だが、先ほども述べたが中国といえばスケールの大きさだ。
今回はそれをテーマに便器をデザインしたい。

現在約13億人(?!)居ると言われる中国人だが、もし全員が同時にジャンプして着地したら地球の反対側では震度7以上の大地震が起きると、小さい頃に兄貴が教えてくれた。(ただ、その時には中国は壊滅状態でしょうが)
破壊的にスケールが大きい中国。
そして、そのスケールの象徴とも言えるべきものが万里の長城だと思う。

そこで今回、私がデザインした便器がこちら

沢山の人が同時に用を足すことが出来る便器。
それはまさに日本人がお風呂で裸の付き合いをする文化があるかのように、便の付き合いを楽しめるデザイン。
連れションも楽しくなること受け合いアルよ。

便器に傾斜があり、立ち(座り?!)位置が階段状になっているのは、便器が長くなればなるほど便を流すのが大変になるからだ。
スケールの大きな便器になると1km以上はある。
ちょっとした人口の川だ。

バリエーションとして頭の部分が竜のタイプや鳴門のマークが彫られたものもある。
その姿はまさに昇竜
4000年の歴史を感じる趣。

上流のほうでは流されないように注意!
そして下流は上流からの排泄物に注意!


このブログは、常に新しいデザインを求めつつ最近物忘れが激しくなってきているsumitoの提供でお送りしています。
(このお話はフィクションであり、実際の国や人種と関係のないことをお断りしておきます。)

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